こんにちは。53歳・元肥満の現・中年健康マニアです。
前回の記事では、運動習慣の始め方についてお話ししました。今回のテーマは「睡眠と生活リズムの整え方」。
「いや、そんなに寝てる暇なんかないよ……」と思ったあなたこそ、ぜひ読んでほしい内容です。
◆睡眠不足があなたの健康とダイエットを邪魔している
厚生労働省の調査によると、大人にとって理想的な睡眠時間は「6〜8時間」、特に7時間前後がもっとも健康リスクが低いとされています。
睡眠時間が少ないと、あなたの健康と体型に確実に影響してきます。
- 食欲が止まらない: 睡眠不足は食欲抑制ホルモン「レプチン」が減少し、食欲増進ホルモン「グレリン」が増加。結果、食べすぎに。
- 脂肪が燃えにくくなる: 成長ホルモンの分泌が減り、代謝が低下。
- ストレスでやけ食い・飲酒しやすくなる: 気づけば深夜にコンビニスイーツ…なんてことも。
◆まずは自分の睡眠を「見える化」しよう
「どれだけ寝たら調子がいいのかわからない」──それを解決するのが記録です。
最近は、睡眠時間や質を自動で測定できるスマートデバイスが充実しています。
- Apple Watch や Fitbit(腕時計型)
- Oura Ring(指輪型)
- ベルト型の睡眠センサー
アプリと連動させれば、毎朝「睡眠スコア」が確認でき、調子の良し悪しを数値で把握できます。
◆最適な睡眠時間を確保するための工夫
「帰宅が遅くて眠れない」──それでも、改善の余地はあります。
- 寝る時間を30分早める
- SNSや調べ物は通勤電車内で済ませる
- 仕事の効率を高め、早く帰る努力をする
- 在宅勤務日を月数回でも設ける
- 異動希望などで通勤負担を軽減する
睡眠を整えるだけで、日中のパフォーマンスや気力がまるで違ってきます。
◆睡眠不足の恐ろしい副作用、知っていますか?
睡眠が足りないと、体・心・人間関係まで悪影響を及ぼします。
身体への影響
- 高血圧、糖尿病、心疾患、脳卒中など生活習慣病リスク増加
- 免疫力低下で感染症にかかりやすくなる
- 慢性的な疲労とだるさ
- ホルモンバランスの乱れによる肥満・性欲低下
- 自律神経の乱れによる頭痛・めまい・動悸など
精神への影響
- 集中力・記憶力・判断力の低下
- イライラ・不安・情緒不安定
- ストレス過多による気力の低下
生活・仕事への影響
- 日中の眠気・ミス増加・事故のリスク
- 人間関係のトラブル
- 肌荒れ・老化の促進
◆まとめ──50代からの逆転は「まず眠ること」から
50代は体力・気力・仕事・家庭のすべてが重なる時期。
だからこそ、まずは「よく眠ること」から整えてみましょう。
- 睡眠は、肥満を防ぐ
- 睡眠は、老化を遅らせる
- 睡眠は、毎日を前向きにする
まずは1週間。睡眠時間と体調を記録するだけで、あなたの未来が変わり始めます。
次回は「食事の改善」について、もう一歩踏み込んだ話をお届けします。お楽しみに。
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