こんにちは。今回は「無理のない食事改善」についてお話しします。
前回の記事でお伝えした「継続が何よりも大切」という考え方──これは食事改善にもそのまま当てはまります。
そもそも、体重が増えたり減ったりするのは、突き詰めれば「摂取カロリーと消費カロリーの差」によって決まります。当たり前のように聞こえますが、摂取が多ければ太り、少なければ痩せる──このシンプルな原理を無視しては、どんなダイエットも長続きしません。
そして、何より重要なのは「無理なく続ける」こと。
摂取量を減らす、消費量を増やす──この2つをバランス良く、そして長期間続けることで、初めて体は変わっていきます。
◆まずは「記録」から始めよう
最初のステップとしておすすめしたいのが、「食事の記録」です。今の自分が何をどれだけ食べているのか、まずは知ることから始めましょう。
記録がないと、どこをどう改善していいのか見えてきません。
私のおすすめは、スマホで使える食事記録アプリ「あすけん」。
無料でも15万件以上の食品データが使えて、バーコード入力も可能。さらに有料プラン(年3,600円)なら、写真を撮るだけでカロリーや栄養素を自動で解析してくれます。
他にも便利なアプリはありますので、自分に合ったものを探すのも楽しみのひとつです。
「最初は気合を入れて細かく記録するけど、すぐに面倒になってやめてしまう」──そんな三日坊主、経験ありませんか?
でも、完璧を目指す必要はありません。忘れた日があっても気にせず、ざっくりでも続けることを優先しましょう。
私も毎食の写真を撮って、それを見ながら記録しています。1ヶ月も続ければ自然と習慣になり、記録の手間も気にならなくなります。
◆記録だけで痩せ始める?
不思議なことに、記録を始めただけで体重が落ち始める人もいます。理由は簡単。
「えっ、自分ってこんなに食べてたの?」
記録することで現実を突きつけられ、自ら摂取量を控えるようになるんですね。
アプリを使えば、1日にどれくらいのカロリーを摂れば良いかもわかります。多くの方で、1日の目標はだいたい2,000kcal前後になるのではないでしょうか。
お昼にラーメン+唐揚げやチャーハンセットを食べれば、一発でオーバーです。
でも、背脂抜きにする、お店を変える、コンビニでカロリー表示を見て選ぶ──ちょっとした工夫で乗り切れます。
◆特別な食事制限は不要です
「糖質カット」「置き換えダイエット」「朝バナナ」など、ネットには様々なダイエット法が出回っていますが、必ずしもそうした極端な方法は必要ありません。
大事なのは、決められたカロリーの範囲内で、ある程度好きなものを食べること。
ストレスをためて爆食・挫折──これが一番いけません。
飲み会に参加してもいいし、晩酌もOK。家族や友人と外食しても問題ありません。
全体として摂取カロリーに気をつける「意識」があれば十分です。
◆継続のコツ:食事の「ルーティン化」
無理なく続けるには、毎日の食事メニューをある程度「固定」するのも効果的です。
例えば私は、朝食は以下のように固定しています。
- ご飯
- 納豆
- めかぶ
- 牛乳
- ギリシャヨーグルト
- サラダか味噌汁
こうすると、カロリーが毎日ほぼ同じなので、昼食や夕食の調整もしやすくなります。
パンを食べる日もありますし、果物のデザートを楽しむこともあります。でも、ベースの食事を固定しておくと、カロリーの目安がつかみやすくなるのがメリットです。
◆まとめ──継続こそ最大の武器
今回は、私自身の経験をもとに「無理のない食事改善の考え方」についてお話ししました。
詳しい具体策は次回以降でご紹介しますが、まずは「続けること」「記録すること」が何よりのスタートです。
千里の道も、まず一歩から。
明日の朝食から、ぜひ記録を始めてみませんか?
次回は、運動習慣の改善について──こちらも「継続」がカギになります。
トレーナーもつけずに10kg以上の減量を達成した私が、実践してきた考え方をお伝えします。
それでは、また次回お会いしましょう!
次回の記事予定:
「50代からでも間に合う!運動習慣のつけ方と続け方」
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